性淘汰 性差・性行動の生物学:
2010年7~12月

ほか「性淘汰 性差・性行動の生物学」の年月別目次

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社会性アメーバ細胞性粘菌Dictyostelium discoideumにおける性決定
 モデル生物のキイロタマホコリカビにおける接合型遺伝子座(mating-type locus)発見
2010/12 Science Sex Determination in the Social Amoeba Dictyostelium discoideum
2010/12 【日本語記事】Nature 神経:フェロモン応答の雌雄差
 ショウジョウバエのcVAフェロモンに対する性特異的な応答
神経科学:性差を生み出す回路
2010/12 Nature Neuroscience: Sexy circuits
doi:10.1038/468638a
神経:ショウジョウバエでみられる感覚入力から下降性出力への性的二形フェロモン回路
2010/12 Nature A dimorphic pheromone circuit in Drosophila from sensory input to descending output
doi:10.1038/nature09554
2010/12 news@nature.com Mercury causes homosexuality in male ibises
水銀汚染で同性愛に陥るオスのトキ
Environmental pollutant radically changes birds' mating behaviour.
環境汚染物質は鳥の交配のふるまいを根本的に変えます。
2010/12 【日本語ブログ】鳥のオス同士の愛の交歓、水銀中毒による可能性が高いことが明らかに
2010/12 National Geographic Mercury Poisoning Makes Birds Act Homosexual
2010/12 BBC News Mercury 'turns' wetland birds such as ibises homosexual
2010/12 EurekAlert Opportunity leads to promiscuity among squirrels, study finds
メスのリスは、機会しだいで乱交に走る
 遺伝的性向やなんやは全く関係ない
 可能なかぎりたくさんのオスと番ってしまう コストがはるかに利益より重くても頓着なし
 こうなるとなんか、進化関係ないし
2010/12 EurekAlert When it comes to selecting a mate, the eyes have it: Queen's University study
伴侶選択の眼
 魚は目に5つの異なった光受容器円錐を持っている
 脊椎動物で最多じゃないか
2010/12 【日本語記事】BioToday 共生細菌は性フェロモン変化を介して交尾相手の好みを左右しうる
 ショウジョウバエ
2010/12 EurekAlert Do our bodies' bacteria play matchmaker?
ショウジョウバエの腹の中の共生バクテリアが配偶者選択に大いに影響を及ぼす
2010/11 【日本語記事】AFP 巨大な睾丸を持つキリギリス、進化理論の再考迫る
2010/11 National Geographic Cricket Has World's Biggest Testicles (But Puny Output)
2010/11 BBC News Bush cricket testicle size clue to promiscuous mating
2010/12 【日本語記事】National Geographic キリギリス、世界最大の睾丸の持ち主
進化:空間的に不均一な環境では性の進化速度が上昇する
2010/11 Nature Higher rates of sex evolve in spatially heterogeneous environments
doi:10.1038/nature09449
2010/11 EurekAlert Female fish -- and humans? -- lose interest when their male loses a slugfest
シクリッドのメスは、配偶相手のオスが激しい打ち合いに負けたら、関心を失う
 あなたの特別なだれかが競争に負けるのを見るなら、あなたの潜在意識は、「彼はひどいしろものです」と噂し始めるかもしれません
2010/11 EurekAlert What makes flies attack?
2010/11 EurekAlert Battle of the sexes, fruit-fly style
ショウジョウバエ式の性闘争
 研究者はショウジョウバエの「雌性」「雄性」を変えることができる
 答えはフェロモンのプロフィールと行動形態の両方にあり
 性特異的な体表面炭化水素(フェロモン)、濃い神経細胞ネットワークを通して発される性的行動
 その両方を支配する遺伝子を操る
2010/11 A love game: fish courtship more complex than thought
オスが子の面倒をみる魚では、オスがメスをやたら吟味する
コクヌストモドキに見る性的二型の進化
2010/11 EurekAlert No easy solution to genetic 'battle of the sexes'
遺伝子の'セックスの戦い'の容易な解決がありません。
2010/11 EurekAlert To prevent inbreeding, flowering plants have evolved multiple genes, research reveals
近親交配を防ぐために、顕花植物は同義遺伝子を進化させた
2010/11 Girl Power: No Male? No Problem for Female Boa Constrictor
雌の大蛇 ボア・コンストリクターは交配なしで赤ん坊を出産できる
 すべてのメス子は、母親のまれな色調突然変異を保有しているし
2010/11 【日本語記事】BioToday  交尾後に雄が雌生殖器にする栓は雌に有益な贈り物みたいなものかも
2010/11 EurekAlert Males more considerate than imagined
2010/11 BBC News Model offers fish eyes' view of colour
魚の色覚をまねる数学モデルは、体色が、メスの伴侶選択にどう影響するかに関する洞察を提供します。
2010/11 National Geographic New Self-Cloning Lizard Found in Vietnam Restaurant
新種のクローン繁殖トカゲ、ベトナムのレストランで発見
 Leiolepis ngovantrii
2010/11 【日本語記事】National Geographic 新種のトカゲ、ベトナムの料理店で発見
2010/11 EurekAlert Single parenthood doesn't pay off for plants
単性生殖の植物は絶滅リスクが高め
2010/11 【日本語記事】スラッシュドット ジャパン フラミンゴは化粧する手間をかけて美しさを維持している
 着色した分泌液を自ら羽に塗り込んでいる
2010/10 ABC@オーストラリア Flamingos boost their colour to find a mate
2010/11 National Geographic Flamingos Apply "Makeup" to Impress Mates
2010/10 Beauty from the bottom up
2010/11 【日本語記事】Nature 進化:気候に決定される性
 脊椎動物の性は、遺伝的に決定される場合と、胚が接する外界温度によって決定される場合がある
 ある種の胎生トカゲでは、低地では温度、高地では遺伝子型を性決定に用いている
 性決定に対する自然選択の標高による分岐
進化:性決定機構の気候によって駆動される個体群分岐
2010/11 Nature Climate-driven population divergence in sex-determining systems
doi:10.1038/nature09512
2010/10 ABC@オーストラリア Lizard gender bends at altitude
高度によって子の性別を決定する小さいタスマニアのトカゲは研究者を驚かしました

自家不和合性は種淘汰により維持される
 ナス科(Solanaceae)の植物では、機能的な自家不和合性を有する種が有さない種よりも有意に高率で多様化している
2010/10 Science Species Selection Maintains Self-Incompatibility
2010/10 EurekAlert Nightshades' mating habits strike uneasy evolutionary balance
イヌホオズキの交配習慣は不安定な進化のバランスをとります。
 自殖性植物は短期的には強い利点を謳歌するが、長期的には自家受精を避ける種に軍配が上がり相殺される
2010/10 【日本語記事】スラッシュドット ジャパン 王さまペンギンは同性相手でもイケる?
2010/10 BBC News Penguins flirt with homosexuality

野生哺乳類において抗体反応性の遺伝的ばらつきは適応度と相関する
 ソアイヒツジの野生群において適応度と遺伝性自己反応性抗体の反応性との間に相関
2010/10 Science Fitness Correlates of Heritable Variation in Antibody Responsiveness in a Wild Mammal
2010/10 EurekAlert Wild Scottish sheep could help explain differences in immunity
野生のスコットランドの羊に見る免疫の違い
 強い免疫は長寿をもたらすが、一方で受精率を犠牲にしている気配
2010/10 news@nature.com Variety sparks sexual evolution
バラエティーは性の進化をかきたてます。
A changeable environment encourages a move away from asexual reproduction.
変わりやすい環境は無性生殖からの脱却を奨励します。
2010/10 Biologists identify influence of environment on sexual vs. asexual reproduction
2010/10 EurekAlert Female fish flaunt fins to attract a mate
魚のメスは、相手の気を引くためにヒレを見せびらかします。
 カワスズメ科の Pelvicachromis taeniatus 雄魚、より大きい腹びれをもっているメスを好む








線虫の嗅覚可塑性はフェロモンシグナルによって制御されている
C. elegans
2010/09 Science Olfactory Plasticity Is Regulated by Pheromonal Signaling in Caenorhabditis elegans
2010/09 Female fish abandoned by males to raise offspring on their own
オスから捨てられ、独りで子を育てるシクリッドのメス
 ニカラグアの火口湖に生息するオスメス共に子育てにたずさわるシクリッド、たまにオスが子育てをばっくれる
2010/09 Secrets of birds' sexual signals revealed
擬態用と思われていた縞模様の羽は、鳥の性的信号になっていた
 世界中の約8900の鳥の種(すべての鳥類の90%)の羽毛の大規模な比較
 男性、女性、および少年の鳥のボディーと禁じられた羽毛と他のパターンを比較
 縞模様の羽毛が男性だけ、または性的な円熟のときにのみ、はるかに現れそうであるのがわかりました、他のパターンと比べて。
ホッキョクタマキビ ( オーロラタマキビ) Rough Periwinkle
2010/09 EurekAlert Female marine snails trick amorous males
雌の巻貝は好色な男性をだまします。
 タマキビガイの雌は、過度の交尾を避けるため性アイデンティティを隠す
2010/09 news@nature.com Bowerbirds trick mates with optical illusions
ニワシドリは錯視で仲間をだまします。
Bowers may make males look bigger than they are.
オスを大きく見せるかも
2010/09 ABC@オーストラリア Visual trickery key to luring lover
2010/09 EurekAlert In attracting mates, male bowerbirds appear to rely on special optical effect
仲間を引き付ける際に、雄ニワシドリは、特別な視覚的効果を当てにするように見えます。
2010/08 朝日新聞 暗闇で56年、1300世代経たハエの求愛行動に変化
 この「暗黒ショウジョウバエ」は1954年、京都大学理学部動物学教室の故森主一教授が飼い始めた。
メスを危ない目にあわせてむりやりエッチを迫るアメンボのオス
2010/08 BBC News Male pond skaters 'bully females' into having sex
遺伝子発現:植物が同系交配を避ける仕組み
2010/08 Nature Gene expression: How plants avoid incest
doi:10.1038/466926a
植物:アブラナ科植物の自家不和合性ではトランス作用性の低分子RNAが優性関係を決定付ける
2010/08 Nature Trans-acting small RNA determines dominance relationships in Brassica self-incompatibility
Yoshiaki Tarutani et al.
doi:10.1038/nature09308
2010/08 EurekAlert Mothers matter
母が肝心
 社会的地位の高さと母のサポートは、雄ボノボの交尾成功率に大きく影響する

お似合い
2010/08 EurekAlert Ugly Betty forced to aim for Average Joe
モテないイエスズメのメスは、選ぶオスのレベルを下げる傾向があります。
2010/08 【日本語記事】Nature  進化:協力と乱婚の関係
 ある種が協同的となるか否かは、雌の性生活に左右される
 乱婚が多くなると、いかなる形式の協力行動も生じにくい。
進化生物学:同腹の兄弟よ、あなたは誰の子?
2010/08 Nature Evolutionary biology: Oh sibling, who art thou?
doi:10.1038/466930a
進化:複雑な社会への進化的移行と乱婚
2010/08 Nature Promiscuity and the evolutionary transition to complex societies
doi:10.1038/nature09335
2010/08 EurekAlert Scientists say natural selection alone can explain eusociality
自然淘汰だけが真社会性について説明できる
 血縁淘汰理論の必要性なしで。
適合する遺伝子を標的として、メスは複数交配および遺伝的負荷のある(genetically loaded)精子競争を利用する
単婚の種の社会では婚外交配によって、多くの子孫を作ることがある。オスはこのような行動から恩恵を被るが、メスの場合は不明であった。今回、フィンチのメスの多婚性(infidelity)が適応機能となっていることが示された。
2010/08 Science Females Use Multiple Mating and Genetically Loaded Sperm Competition to Target Compatible Genes
2010/08 EurekAlert Whale sharks may produce many litters from 1 mating, paternity test shows
絶滅危惧種研究
 ジンベイザメは一回の交尾からたくさんの受精卵を作り出すのかもしれません。
2010/08 EurekAlert Scared snails opt for single parenthood rather than wait for a mate
おびえるカタツムリは仲間を待つよりむしろ単独の親を選びます。
 サカマキガイ Physa acuta は捕食者の脅威を感じると、繁殖相手の登場を待たずに早めに自家繁殖に走る
2010/08 BBC News Trees can't live forever without sex, study shows
ある木は自分たちのクローンを作ることができるが、世代を重ねるにつれ、クローンの繁殖能力は減退します。
  いつかは性的に再生しなければなりません、さもなければ、それは死ぬでしょう。
2010/08 【日本語ブログ】人口の男女比が寿命に影響、思春期に女性をめぐる競争が激しいと男性は短命に(GIGAZINE)
2010/08 EurekAlert Competing for a mate can shorten lifespan
2010/08 読売新聞 ライチョウ「本当はオシドリ夫婦なんかじゃ…」
「一夫二妻」で生活する例
 ライチョウの調査を行っている市民団体「富山雷鳥研究会」(熊木信男会長)が確認
2010/08 【日本語記事】ワイアードビジョン カモの驚くべきペニスその2:毎年生え変わる
2010/08 EurekAlert 'Virtual mates' reveal role of romance in parrot calls
'仮想の仲間' バーチャルイケメンはオウムのコールにおけるロマンスの役割を明らかにします。
 雌のセキセイインコは、お相手を決めるとき、オスの声を判断材料にしている
2010/08 EurekAlert The evolutionary origins of coral sex
サンゴセックスの進化上の起源
 フタナリを量産できるようになる前は、古代サンゴのほとんどは雌雄異体だった
2010/07 【日本語記事】Nature 進化:性染色体のダイナミックな進化
Z染色体とX染色体は、もとになった常染色体から大幅な変化を遂げてきた
進化:ニワトリのZ染色体とヒトのX染色体の、拡大と遺伝子獲得による収斂進化
2010/07 Nature Convergent evolution of chicken Z and human X chromosomes by expansion and gene acquisition
doi:10.1038/nature09172
2010/07 【日本語記事】BioToday オキシトシンレベルが高いサルのつがいは仲良し

2010/07 【日本語記事】Nature 進化:フェロモンで生じた隔たり
ヨーロッパアワノメイガ(Ostrinia nubilalis)
 生殖隔離に十分結びつくほどの差異がフェロモン混合物に生じる

2010/07 National Geographic Human Sperm Gene Traced to Dawn of Animal Evolution
ヒト精液の遺伝子に見る動物進化の夜明け
2010/07 EurekAlert Rapid growth in adolescence leads to fewer offspring, UC Riverside biologists find
急速に成長すると、繁殖効率が落ちる
 豊富な食物で成長が良い場合
 年少者として急速に成長した雌のグッピーが、いつもより少ない子を生産した
2010/07 EurekAlert Uncovering behavior of long-dead insects
120年前に死んだ擬寄生虫ハチの遺骸から学ぶこと
2010/07 EurekAlert Scientists discover human sperm gene is 600 million years old
科学者は、人間の精液の遺伝子が6億歳であると発見します。
2010/07 EurekAlert Penguin males with steady pitch make better parents
安定した求愛コールのペンギン男性は、良い父さんになります。
巨大性器イカ
2010/07 BBC News Super squid sex organ discovered
2010/07 EurekAlert Gene knockout makes female mice masculine
遺伝子ノックアウトで、雌のネズミは男性になります。
 フコースムタロターゼ酵素(FucM)の遺伝子を欠いている雌ネズミ、男を拒否して、他の雌ネズミに交尾を試みるでしょう。
2010/07 【日本語記事】Science ホタルはなぜ同時に光るのか
Why Some Fireflies Flash in Sync
 シャーレーに雌ホタルを入れ、それをP. carolinusの雄の発光パターンを模擬したLEDで取り囲んだ。
 すると雌は同期発光していない光よりも同期発光している光に常に反応して「魅惑的な」光を放った。
ホタルの同期:視覚的な混乱を最小限に抑えるための行動戦略
2010/07 Science Firefly Synchrony: A Behavioral Strategy to Minimize Visual Clutter
2010/07 EurekAlert Fireflies blink in synch to send a uniform message
一定のメッセージを送るために同調しているホタルの明滅
2010/07 news@nature.com Parental care linked to homosexuality
親による子の保護は同性愛にリンクされます。
Birds that devote less time to their offspring engage in more same-sex behaviour.
彼らの子により少ない時間をささげる鳥が、より多くの同性のふるまいに従事しています。
2010/07 読売新聞 涙は女だけの武器じゃない…でも、マウスの話
2010/07 朝日新聞 男の涙にフェロモンあった マウスで確認、人間はなし
生理:雄マウスのフェロモンESP1は、特異的な鋤鼻受容体を介して雌の性的受け入れ行動を増強する
2010/07 Nature The male mouse pheromone ESP1 enhances female sexual receptive behaviour through a specific vomeronasal receptor
Sachiko Haga et al.
doi:10.1038/nature09142
2010/07 【日本語記事】National Geographic マウスのオスは涙を武器にメスと交尾


 以上、 →2010年7~12月の記事でした


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  • 「遷移」は「せんい」と読みます。移り変わりのことです。

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