うつ病、躁鬱病、自殺:
2020年

ほか「うつ病、躁鬱病、自殺」の年月別目次

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2020年12月 BioToday うつ症状と冠疾患や脳卒中を生じ易いことが関連〜うつ病水準未満でも関連
2020年12月  Comparison of Suicide Risk by Mental Illness: a Retrospective Review of 14-Year Electronic Medical Records
 精神病性障害で最も高い自殺リスク 精神疾患別の検討で明らかに
 精神疾患患者における自殺リスクが高いことは知られているが、中でもうつ病、双極性障害、精神病性障害は特に高リスクである。韓国・Seoul National University Hospital(SNUH)のYoojin Song 氏らはこれら3つの精神疾患における自殺リスクを検討
 精神疾患患者の自殺率は一般集団の 5.13 倍であった。精神病性障害が最も高いSMR(13.03;95%信頼区間[CI]、11.23~15.03)、次いで双極性障害(10.26;95%CI、7.97~13.00)、物質関連障害(6.78;95%CI、4.14~10.47)であった。生存期間解析では、精神病性障害が最も高いHR(4.16;95%CI、2.86-6.05)を示し、若年化、男性性、およびパーソナリティ障害の併存によりさらに上昇した。
結論。すべての精神科患者は一般集団と比較して自殺のリスクが高く、そのリスクは精神病性障害と診断された患者で最も高い。
2020年12月 BioToday 大うつ病と健常人で量が異なる腸微生物やそれらからの産物を同定
2020年12月 Science/AAAS  Chemists re-engineer a psychedelic to treat depression and addiction in rodents
化学者はネズミのうつ病と中毒を治療するためにサイケデリックを再設計する
  イボガイン:イボガの根皮に多く含まれるインドールアルカロイドの一種で長時間作用型の幻覚剤:のアナログは人間に希望を与える可能性がある
2020年12月 BioToday 安全に依存症やうつを治療しうる化合物へとイボガインを作り変えれた
 アフリカのガボンのブウィティ(Bwiti)部族で長年使われてきた幻覚成分イボガイン(ibogaine)が1950年代に西洋化社会に知られるようになり、依存症やうつの治療に役立てる取り組みが始まっています。
2020年12月 朝日新聞 うつ病の脳の特徴、AIで見分ける 診断の補助に
 安静状態の脳活動を機能的磁気共鳴画像(fMRI)
 約70%の精度で健康な人とうつ病の脳を判別 国際電気通信基礎技術研究所 ATR
2020年12月 うつ病を脳回路から見分ける先端人工知能技術を開発―撮像施設によらず有効な脳回路マーカー・臨床応用に向け前進―   国際電気通信基礎技術研究所 広島大学 日本医療研究開発機構
2020年11月 GACDによる「世界各国のうつ病診療ガイドラインの開発と実装のプロセスに関する系統的レビュー」を公開   東京大学 日本医療研究開発機構
2020年11月 BioToday 若い成人の8割に有意なうつ症状あり〜1,008人のソーシャルネットワーク調査
2020年11月 AI(機械学習)を用い、脳卒中後うつ病の原因を解明~脳の損傷がストレス適応力の低下を引き起こす~脳卒中後うつ病早期診断への応用に期待   広島大学
2020年11月 時事通信 10月自殺、2000人超 昨年比39%増 警察庁
2020年11月 双極性障害の経過に与える影響を解明 急速交代型・長期間無症状型の関連因子を発見、経過予測に指針   関西医科大学
 急速交代型RC(頻度 9.7%)は、非 RC 患者と比較して女性の割合が有意に高く、発症年齢が若く、機能障害があり、神経発達障害や身体的併存率が高い
 長期間無症状型OYE(頻度 19.4%)では、女性の割合が低い、現年齢が高い、職業的地位が高い、自殺念慮、精神病症状、パーソナリティ障害、アルコールまたは物質乱用の割合が低い
2020年11月 BioToday マジックマッシュルームの幻覚誘発成分・サイロシビンでうつ症状が有意に緩和
2020年10月 時事通信 自殺誘うネット情報、昨年比4倍 3000件、削除は4割 今年上半期
 警察庁の委託を受けてインターネット上の違法・有害情報を監視する「インターネット・ホットラインセンター」(IHC)
 昨年同期(733件)の約4倍の3042件
2020年10月 産経新聞 若年層、死因1位が「自殺」 先進国で日本のみ…深刻な事態
 令和2年版自殺対策白書
2020年10月 BioToday うつ病患者の抗うつ薬への抗精神病薬追加は死亡を増やす
2020年10月 性格による層別化がうつ病血液バイオマーカーの識別性能を向上させることを発見〜ヒトとマウスのクロスバリデーション研究〜   広島大学 九州大学 鳥取大学 日本医療研究開発機構
2020年10月 大学ジャーナル  性格の違いがうつ病血液バイオマーカーの識別性能に影響することを発見

2020年10月 一般人口を対象とした子どもの自殺念慮・企図を含む抑うつ症状の現況   弘前大学
2020年9月 中央日報@韓国  韓経:自ら命絶つ日本女性40%急増…日本の機関が韓国に「SOS」
 8月の1カ月間に自ら命を絶った日本女性の数が前年同期比40%急増
 厚生労働省傘下機関の「いのち支える自殺対策推進センター」は8月中旬に韓国保健福祉部傘下中央自殺予防センターの白宗祐(ペク・ジョンウ)センター長に原因の分析と意見を依頼
2020年9月 脳深部の炎症を引き起こすうつ病関連遺伝子PCSK5を発見―マウスの実験で確認―   広島大学 日本医療研究開発機構
2020年9月 耳鳴りを悪化させる原因を発見 -耳鳴り重症度に関与する一塩基多型(SNP)の発見-   慶應義塾大学
 耳鳴りのために不安感が強かったり、ふさぎこんだりする方は、耳鳴りを放置すると悪化してしまう可能性が高くなるため、早めの受診をお勧めする
 人口の 1%以上の頻度で存在する遺伝暗号の違いを遺伝子多型と呼びます。
 耳鳴りによる苦痛の度合いを評価する質問票のスコア(苦痛度スコア;Tinnitus Handicap Inventory;THI)
 うつなどに関連する BCR 遺伝子(rs131702)の SNPを有する患者では、耳鳴りの重症度と関連する可能性が高い
2020年9月 朝日新聞 愛知で自殺急増、8月119人 知事「抱え込まないで」
2020年9月 BioToday 電気ショック療法で双極性障害患者の84%が自殺の恐れが大きい状態を脱した
2020年9月 BioToday レム睡眠時の脳波を頼りに治療を変えることでうつ症状が改善
2020年9月 NHKニュース 8月の自殺者 大幅増加で1800人超 コロナ影響か分析へ
 去年の同じ時期に比べて246人、率にして15.3%増加
2020年9月 毎日新聞 父母ともに産後うつリスク 年3万世帯も 長時間労働、睡眠不足で顕著 国立成育医療研

2020年9月 ソーシャル・キャピタルと妊婦さんの心とからだの 健康状態との関連について(エコチル調査より)   富山大学
2020年8月 機械学習を用いたうつ病症状のリスク予測の研究―精神疾患の個別化医療を目指して―   岩手医科大学 東北大学 日本医療研究開発機構
2020年8月 LiveScience Depression and anxiety are skyrocketing in young adults amid pandemic

2020年8月 BioToday 6月終わりの調査で米国成人の10人に1人が真剣に自殺を思い立ったと回答
2020年8月 豪州ABC  When depression and anxiety combine, one part of the brain grows bigger, ANU study finds
 うつ病と不安が重なると、脳の一部分が大きくなる、ANUの研究で判明
 うつ病は海馬を縮小する一方で、不安の共存が扁桃体を膨らませた うつ病と不安の両方を持つ1万人を調査
 people who have depression often experience anxiety too
 海馬の縮小はアルツハイマー病の危険因子であり、認知症の発症を加速させる可能性がある
 しかし、両方の精神疾患を持つ人は、不安の脳容積サイズ縮小への影響を 3 % 低下させる Espinoza Oyarce
2020年8月 BioToday 中年がビタミンDを補給してもうつは減らず
2020年7月 世界初!産後の自殺予防対策プログラム「長野モデル」を開発 ~産後の母親への自殺予防効果が証明される~   国立成育医療研究センター
 妊娠期から多職種が連携して介入する自殺予防対策のための母子保健システム
2020年07月 BioToday 拳銃が買える年齢を21歳以上とすることと18-20歳の若者の自殺率低下が関連
2020年07月 毎日新聞 三浦春馬さん死去、WHO手引無視した詳細報道広がる 模倣誘発に懸念
2020年07月 熊本大学  統合失調症や双極性障害の男性患者では扁桃体形成に変化  セロトニントランスポーター遺伝子にDNAメチル化変化が起きている
 特に男性および特定の遺伝子多型を持つ患者に顕著
2020年07月 老年期うつ病を引き起こす可能性のある異常タンパク質を生体内で可視化―老年期うつ病の治療・予防に光明が見えた!―   慶應義塾大学 日本医療研究開発機構 量子科学技術研究開発機構
 老年期うつ病患者では脳内の大脳皮質全体にタウ蓄積が認められ、その中でも前帯状皮質と呼ばれる脳部位で高い傾向
 精神病症状を有する老年期うつ病患者群の大脳皮質全体においてタウ蓄積がより多く認められ、特に前頭前皮質、前帯状皮質、側頭葉などの脳部位で高い傾向





2020年06月 双極性障害における最善の薬剤治療-診療現場からの見解-   慶應義塾大学
 リチウムの単独治療や、リチウムと抗精神病薬を組み合わせた併用療法は、双極性障害のさまざまな状態で広く第一選択として推奨される
 ベンゾジアゼピン系薬剤は極力短い期間での使用が推奨
2020年06月 統合失調症や双極性障害の男性患者ではセロトニン関連遺伝子のDNAメチル化状態が変化   熊本大学 東京大学 日本医療研究開発機構
2020年06月 朝日新聞 うつ病の「引き金」物質を確認 疲労やストレスで増加
 ヒトヘルペスウイルス(HHV)6に再感染すると、嗅球で「SITH(シス)1(ワン)」というたんぱく質が作られ
 嗅球でこのたんぱく質が作られるようにしたマウスは通常のマウスより早くあきらめ、抗うつ剤を与えると、通常マウス並みに戻った
2020年06月 朝日新聞 うつ病の「引き金」物質を確認 名前の由来はあの敵役 「ジェダイの騎士」と相対する存在
2020年06月 うつ病の原因遺伝子の発見 -ヒトヘルペスウイルス 6(HHV-6)の潜伏感染はストレス応答を亢進させることで、うつ病のリスクを著しく上昇させる-   東京慈恵会医科大学
2020年06月 BioToday 拳銃取得者は銃器で自殺しやすい〜その約半数は拳銃取得から1年以降に発生
2020年06月 NEJM  Handgun Ownership and Suicide in California
 合計676,425人のコホートメンバーが1つ以上の拳銃を手に入れ、1,457,981人が死亡。
 自殺は17,894人で、そのうち6691人は銃器による自殺。あらゆる方法による自殺率は拳銃の所有者の間で高く、調整されたハザード比はすべての男性の所有者で男性の非所有者と比較して3.34(95%信頼区間[CI]、3.13〜3.56)、女性の所有者では7.16でした。非所有者(95%CI、6.22〜8.24)。これらの率は、男性と女性の両方の拳銃の所有者の間での銃器による自殺率がはるかに高いことに起因しており、ハザード比は男性が7.82(95%CI、7.26〜8.43)、女性が35.15(95%CI、29.56〜41.79)です。 。拳銃の所有者は、他の方法による自殺率が高くなく、全死因死亡率も高くありませんでした。拳銃所有者の銃器自殺のリスクは最初の取得直後にピークに達しましたが、拳銃所有者の銃による自殺の52%は、取得後1年を超えて発生しました。
2020年05月 毎日新聞 メダカの「冬季うつ」に着目 ヒト治療薬候補「セラストロール」発見 名古屋大

2020年04月 タンパク質自身にくすりを作らせる革新的手法を開発ー短時間で新規うつ病治療薬候補化合物の選定に成功ー   京都府立医科大学 京都大学 大阪大学
 病気の原因となるタンパク質自身にくすりをつくらせる 特許出願済
2020年04月 Science  Depressing effects of microglia
小グリア細胞の鬱を抑える効果
 CD300fは、ミクログリアにある「私を食べる」シグナルのホスファチジルセリンを認識する受容体であり、大うつ病性障害(MDD)に関与している可能性
2020年04月 患者自身で脳活動を改善する新たなうつ病治療法を開発しました~ リアルタイムfMRIをもちいた前頭葉の脳活動制御(ニューロフィードバック)によるうつ病新規治療の可能性 ~   広島大学
 うつ病患者で低下している左前頭葉の脳活動を患者自身が活性化する
 左側の前頭葉の一部(背外側前頭前皮質)の機能低下と、この部位とシーソー関係にある頭頂葉の一部(楔前部)の機能亢進:うつ病の認知機能の低下や、反芻症状(くよくよと繰り返し考えること)に関連
 
2020年04月 BioToday 精神を病む親の子は怪我しやすい
2020年04月 冬季のうつ様行動を改善する薬を発見! ~冬季うつ病の理解と創薬に貢献~   名古屋大学
 北欧やカナダなど冬季に日照時間が短くなる高緯度地域では、冬になると約1割の人がうつ病を発症する 季節性感情障害
 冬のメダカは他個体に興味を示さずランダムに泳ぐ
 うつ病と密接に関連することが知られているセロトニン、グルタミン酸、グルタチオン、トリプトファン、チロシンなどを含む68個の代謝産物の量が、冬と夏で変動している
 メダカの冬季の社会性の低下を回復させる薬-中国伝統医薬に含まれる有効成分セラストロール-を発見
 一部の副作用は重篤であるため、ライコウトウを使用するメリットよりもリスクの方が大きいかもしれません。
2020年04月 BioToday 重度うつ病患者21人中19人に改良経頭蓋磁気刺激が有効〜無作為化試験が必要
2020年03月 ドライアイの自覚症状の重症化と抑うつ症状は関係する ~iPhoneアプリ「ドライアイリズム®」を用いた医療ビッグデータによる臨床研究から~   順天堂大学
 重症の場合は正常時と比較すると3.29倍 抑うつ症状を併発しやすい
2020年03月 BioToday 有名人の自殺報道後1-2か月に自殺が13%上昇
 20試験の結果をまとめてメタ解析 有名人(celebrity)の自殺報道後
2020年03月 BMJ  Media reports of celebrity suicide linked to increased suicide rates
 自殺率の増加に関連する有名人の自殺のメディア報道
 自殺を報道するメディアのより厳密な管理が必要になる場合がある
 有名人の自殺の報告は、次の1〜2か月で自殺者の数を8〜18%増加させ、自殺の手段に関する情報は、同じ方法による自殺リスク18〜44%増に関連
 有名人の自殺に関するメディア記事が自殺思考を高め、特定の方法で自殺を計画するのに貢献する可能性があることを示唆
 使用される方法の詳細、センセーショナル主義、および説明は不必要で有害である
 自殺の一般的な報告は自殺と関連しているようには見えませんでしたが、研究者は特定の種類の報告の関連性を除外することはできません。


2020年03月 10分間のMRI検査とAIを用いたうつ病の高い精度の判定による新たな診断法を開発しました   国際電気通信基礎技術研究所 広島大学
 メランコリア特徴を伴ううつ病に特異的な10個の安静時機能結合のうち、1つの結合(第二結合)は、抗うつ薬である選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)による治療により変化がみられない
2020年02月 LiveScience Your brain waves could predict if an antidepressant will work for you
 あなたの脳波は、抗うつ薬があなたのために働くかどうかを予測することができます
2020年02月 BioToday 妊婦が抗うつ薬デュロキセチンを服用しても子の奇形は実質的に増えないようだ
2020年02月 BioToday 抗うつ薬の効果と関連する脳波特徴を人工知能技術で同定〜新会社が早速誕生
2020年02月 BioToday 若者は大人に近づくほど動かなくなり、動かない若者ほどうつ症状により陥る
2020年02月 うつ病予備群の早期発見に役立つ可能性  -血液中のトリプトファン代謝産物は、抑うつ病態のマーカー分子になり得るー   藤田医科大学
 アントラニル酸
シナプス小胞の高速および低速リサイクル
2020年02月 Science  Fast and slow recycling of synaptic vesicles
 糸状アクチンの解重合により短期うつ病からの迅速な回復が長かったのに対し、ly門末端の微小管の解重合は、短期うつ病からの興奮性シナプス後電流の回復を長引かせた。
2020年02月 BioToday 帝王切開時の全身麻酔と産後うつ病リスク上昇が関連

2020年01月 朝日新聞 自殺予防へ高齢男性の訪問強化 ワースト2位の秋田で


2020年01月 BioToday 最低賃金が高いほど高卒以下の人の自殺が減る
 米国50州とワシントンDCの1990-2015年のデータを調べたところ、1時間の最低賃金が1ドル上がる毎に高卒以下の人の自殺率が少なくとも3.5%低下
2020年01月 CNN.co.jp  Increasing the minimum wage by $1 could reduce US suicide rates, study finds  最低賃金を1ドル上げると、米国の自殺率が低下する可能性
 最低賃金が1ドル上昇で自殺率が最大で6%減少
 上昇するごとに、高卒などの学歴を持つ人の自殺率が3.5~6%減少。大学の学部卒などの人には影響せず

 以上、 →2020年の記事でした


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